総務省が2月10日に公表した「スマート・クラウド研究会中間取りまとめ(案)」では、研究会報告書の中では特に言及されていませんが、参考資料(別紙4)の中では、米国や英国といった海外のクラウド関連の政策の事例も紹介されています。まず、米国連邦政府の事例を紹介しましょう。 米国NISTにおけるクラウド定義では、定義や主要要素、デリバリーモデル、サービスモデルなどが紹介されています。ちなみに、米NISTで定義しているクラウドコンピューティングの5つの特性は、 オンデマンドのセルフサービス ユビキタスなネットワークアクセス ロケーションに依存しないリソースプール 迅速な拡張性 従量制サービス です。 また、連邦調達庁のGSA(General Service Administration)では、2009年5月に、NISTが発表した定義を踏まえて、クラウドベンダーに対してRFI(Request for