外で音楽を聴くときのヘッドホンは、耳に差し込む「インナーイヤー型」が主流。小さなボディの中でいかに高音質を実現するか、という方向で進化してきた。特にここ数年は、3~5万円するような高級イヤホンも人気。だが、そんな流れとは対極にある、大きなボディで耳を覆う「オーバーヘッド」型が、一部のユーザーの間で盛り上がっている。 特徴は、派手なデザインやカラーリング。その流れを作ったメーカーの1つが、米国の「Skullcandy(スカルキャンディ)」だ。「スケートボードやスノーボードなどの“横ノリ”スポーツを楽しむ層がファッションの一部として買っている」(輸入元であるフュージョンの谷口 徹氏)という。ニットキャップやゴーグルのような身に付けるアクセサリーの1つとして、カラーバリエーションが豊富なヘッドホンが求められたわけだ。 “Life after Skate”を標榜するアパレルブランド「WeSC」(ウ