十分に発達した科学技術は、夢と見分けがつかない。 クラークの三法則の第三法則が「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。」ということらしい。詳しくは知らない。 魔法はもう現実に起こってしまっているので、もっと先を考えてみると、それは「夢」としか言いようがないのではないか。 ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)は頭の中で思っただけで実際にモノを動かせたり、外部刺激を直接入力できる技術。すでにこれがある程度成功している。 その延長上で、実現可能性を度外視して想像すると、科学技術の行き着く先は、思ったことが全て実現する世界になる。そうならざるを得ない。 そうなると本当に夢と区別がつかない。全て思い通りになる世界は、逆に退屈になるだろう。 すると、その先は、自分の思い通りを少しだけ超えるような刺激を与え続けてくれるような世界しかない。 それも含めて、結局思い通りの世界。 そうなる