いくら景気が悪くても、食べ物に困るほど大変なことなんて……この日本では「貧困問題」といわれてピンとくる人は少ないでしょう。しかし、明日、生きることさえ大変、という人たちは珍しくはありません。特に母と子という母子世帯は、貧困状態に陥るケースが多いといいます。みていきましょう。 6万人の母子世帯が年収100万円以下…離婚しても半数以上が養育費をもらっていない 貧困には、大きく絶対的貧困と相対的貧困の2つがあります。前者は生きるうえで必要最低限の生活水準が満たされていない状態のこと。世界銀行では1日1.90ドルを国際貧困ラインとしています。一方で後者はその国や地域の水準と比較して大多数よりも貧しい状態のこと。日本で語られる貧困問題は、こちらのことを指します。 厚生労働省『2022年 国民生活基礎調査』によると、2021年の貧困線(等価可処分所得の中央値の半分)は127万円。世帯収入がそれ以下の「
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