3月15日~20日まで開催された第2回新潟国際アニメーション映画祭(新潟フェス)について、前編ではコンペティション部門への応募作が大きく増え、国際映画祭として高く評価できる点を書いた。 後編では、コンペ作について、具体的に述べてみたい。 全12作を見て感じた全体的な印象からだが、49作の応募作から12作を選出した選考審査委員は、作品の出来の良い順に12作を選んだのではなさそうだ、というものである。 長編アニメといってもさまざまな技法、ストーリーなどがあり、制作国のお国柄や、何より制作者の独創性によって、その内容はさまざまである。49の応募作の全貌を私は知らないので、私の想像になるが、今回の12作は、技法であれば2D手描き系、2Dライブアクション系、3DCG、ストップモーション(人形)まで、多様な選出になっている。ストーリーでいえば、エンタテインメント、民族問題、環境問題、ジェンダー、ドキュ
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