2009年(平成21年)10月3日、三重県鳥羽市にて「海女フォーラム・第1回鳥羽大会」が初開催され、集まった日本10地域[7]と韓国・済州島の海女らが「無形世界遺産」登録を目指す大会アピールを採択した[8]。ユネスコ申請には原則、国の重要無形民俗文化財の指定を受ける必要があり、その前段階として三重県では2014年1月に鳥羽志摩地方の海女漁を県の無形民俗文化財に指定[9]、続いて2014年6月には石川県輪島地方の海女漁を石川県無形民俗文化財に指定した[10]。 現在ダイビング[要曖昧さ回避]器材を使用せずに素潜りで伝統的に海女漁が行われているのは、世界中で日本と韓国のみである[11]。 三重県志摩地域[編集] 三重県の志摩半島は日本で最も海女の多い地域である[12]。志摩半島では縄文時代の遺跡からアワビオコシと呼ばれるアワビを岩からはがすための道具が出土しており、古代から潜水して漁を行う人が