国際ハッカーグループのアノニマスが「わが民族同士」の会員1万5000人余りの情報を公開した。これをめぐり、公開された会員リストの真偽と北朝鮮の無対応など各種の疑問が相次いでわき起こっている。 ◆会員リストは信頼できるか=アノニマスが「わが民族同士」の会員リスト9001件を最初に公開したのは4日午後4時34分ごろ。公開から20分で保守指向サイト「日刊ベスト」などではこのリストを基に身元調査が始まった。リストに含まれたという理由だけでスパイ扱いされる事例も続出した。しかしこの会員リストの信憑性に疑問を示す専門家は少なくない。高麗(コリョ)大学情報保護大学院のイム・ジョンイン教授は「『わが民族同士』は本人確認手続きがない非常に単純な加入システムだ。本人の情報をそのまま書く純真な人もいるだろうが隠す人も少なくないだろう」と話した。会員リストに出てきた情報が実際の加入当事者と一致しない可能性があると