世界遺産・清水寺(京都市東山区)など数多くの観光名所を有し、修学旅行先の定番ともなっている京都で、修学旅行者ら観光客の女性を狙う盗撮被害が相次いでいる。インターネット上では、観光地を「パンチラスポット」などとして紹介する不謹慎な書き込みもあるといい、事態を重くみた京都府警は、清水寺で集中取り締まりを実施。9月以降、7人を摘発し、5人に指導警告した。府警は「せっかく観光に訪れた人が被害に遭えば、本来の楽しみが無くなってしまう」としており、引き続き警戒を強化していく方針だ。 石段付近に狙い 事態は昨年9月ごろ、京都府警の捜査員がインターネット上で、複数の盗撮画像の投稿や書き込みを見つけたことから発覚した。 府警によると、清水寺の仁王門前の石段付近が、観光地のためカメラを所持しても怪しまれず、人が密集して気づかれにくい上、女性が腰掛けることも多いことから、ネット上で「盗撮スポット」などと紹介され