法務省は、この8年間に、職員の出勤簿などの公文書がとじられたファイル約7700冊を誤って廃棄していたと発表しました。 その結果、ことしまでの8年間に、各地の保護観察所と地方更正保護委員会の合わせて29の施設で、職員の出勤簿などがとじられたファイル、7688冊が誤って廃棄されていたことが分かったということです。 このうち、ほとんどは保存期間をすぎていて、廃棄する際の決められた手続きを取っていなかったということですが、12冊は保存期間中のものだったということです。ただ、パソコンに残っていたデータなどで文書は復元できたということです。 山下法務大臣は「まことに遺憾で、職員に対する研修や確認の徹底など、実効性のある再発防止に取り組んでいきたい」と述べました。