要旨 ・労働契約の観点から見ると企業勢Vtuberには3年目と5年目に壁がある。 ・特に5年目の壁は大きく、引退の可能性が高いと予想する。 ・近年導入された無期転換制度が理由。前置き ・この記事の目的は単に労働契約に関する常識を記すことにとどまり、Vtuber業界への批判では全くありません。 ・筆者は全てのVtuber、その関係者、及びファンの皆様を応援しています。 以下本文 先日、私が推していた企業勢Vtuberの方から、契約満了に伴い卒業する旨の発表があった。活動開始から3年目を過ぎようとしていた矢先の話であった。 「ああ残念だ。しかし3年間やってきたのに…3年…もしかしてそういうことか!」 以下労働契約の常識について分かりやすく説明する。 企業所属Vtuber第一の壁 3年目 まず単刀直入に結論から申し上げると、有期労働契約の期間の上限は3年であり、企業に雇われているVtuberも当