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  • 水先案内人高橋 諭治がセレクト いま、最高の一本 his

    今泉力哉監督の新作だけに単なるBL映画ではあるまいと思っていたが、まさかここまでシリアスで、裁判シーンも盛り込まれた切実なドラマだったとは! 噂の広まりやすい地方の町で、同性愛者であるふたりの主人公はコミュニティーに溶け込むことができるのか。幼い少女の親権をめぐる裁判で、ゲイカップルの子育てはどう扱われるのか。アサダアツシのオリジナル脚に基づく作は、これらいくつもの現実的なエピソードひとつひとつを丹念に描く。そして弱さやずるさを抱えた主人公たちは幾多の試練を経験するうちに、自身のアイデンティティーを見つめ直し、他者を思いやり、人生の大切な何かを見つけていく。そこには映画的なスペクタクルも飛躍もないが、問題からの逃避を拒み、まっすぐに愛と向き合おうとする登場人物の愚直な純粋さに胸を打たれる。悪人が登場しないのに、決して甘くはない群像劇としての豊かさも味わいたい。 20/2/1(土)

    水先案内人高橋 諭治がセレクト いま、最高の一本 his
    Akari-dad
    Akari-dad 2020/02/12
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