時計はバッチリなのに、スーツは…… 先日、某男性誌を読んでいたら、おじさん世代のファッション感覚を象徴する記事を見つけました。 それは「経営者は時計が大好き!」と題した特集コーナー。40代から60代の著名な経営者が何人も登場して、「俺のロレックスは世界に数本しかない限定品」とドヤ顔で自慢したり、「貴族御用達の由緒正しきブランド」とウンチクをたれたりと、腕時計に対する熱い想いをそれぞれが語るというものです。 ある心理学者に言わせると「時計とは男根の象徴である」とのこと。そう考えると、功成り名を遂げた殿方が「どうだ、おらおら」と自慢の一品を誇示したい気持ちを理解できなくはありません。しかし、腕時計にさほど思い入れのない私は、人さまの趣向は尊重したいと思いつつ、自慢話とウンチクのオンパレードに正直ゲンナリしてしました。 こうした中、私の目にチグハグに映ったのが、経営者の方々の服装です。みな一様に