タグ

ブックマーク / kgv.hatenablog.jp (1)

  •  宇多田ヒカル 『誰かの願いが叶うころ』 - KGV’s diary

    この曲については、まず第一にメロディーに大きな力があることを言わなければならない。オクターブを上下するような激しい動きのメロディーラインが、細部を切断しつつ全体を繋ぎ合わせるという不思議な構造を可能にしている。伴奏のピアノがこの繊細なメロディとややぶつかっているという問題があるにせよ、作曲家としての宇多田の才能を十分に感じさせる曲ではあるのだが、しかし、最も注目すべきなのはやはり歌詞である。 「今さえあればいい」と言ったけど そうじゃなかった 「いまここ」だけを求めることへの明確な否定。 http://d.hatena.ne.jp/KGV/20040214で述べたように、「いまここ」の全面的な肯定がELT=持田香織に代表されるようなJ-POPの最終的な結論であるとしたら、宇多田はそれを否定するのだが、この両者の違いは思想的な意味で質的な問題を孕んでいる。それを考えるには『誰かの願いがかな

     宇多田ヒカル 『誰かの願いが叶うころ』 - KGV’s diary
  • 1