携帯電話を墓石にかざすと、そこに眠る故人の情報が画面に表示される――そんなハイテク葬祭品を、米企業Objecsが発表した。 Objecsの「RosettaStone」は、墓石に埋め込めるマイクロチップ入りのタグ。このチップに、オンライン経由で写真やテキストをアップロードし、管理することができる。タグは複数の携帯電話技術を内蔵しており、Web対応携帯電話でタグ内の情報にアクセスしたり、非接触IC対応の携帯電話をかざして情報を読み取ったりできる。 RosettaStoneは硬貨サイズのデータタグ型と、手のひらサイズのタブレット型の2種類。価格は、データタグ型が13ドル(非接触ICなし)と43ドル(非接触ICあり)。タブレット型はトラバーチン製が205ドル、御影石が225ドル(いずれも非接触ICあり)。タブレット型は、生前の職業などを表す記号を表面に書いてもらえる。