今年3月から日本医師会の新しいテレビCMが放送されています。初めて見る人にとって、その内容は衝撃的なものと言えるのではないでしょうか。 CMには、当直勤務が月に5~6回、そして睡眠時間は3時間くらいという医師が登場します。その医師は決して特別な存在ではなく、4人に1人の勤務医が過労死基準を超える時間外労働をしていることがナレーションで語られます。さらに、産婦人科医の1カ月の勤務時間は平均341時間・・・。医師の労働環境が想像を絶するほど劣悪であることを、CMは訴えています。 そんな中の3月25日、産婦人科の最後の砦である24時間対応の「総合周産期母子医療センター」指定病院の1つ、愛育病院(東京都港区)が、東京都に指定の返上を申し出るという事態が発生しました。 きっかけは、労働基準監督署から是正勧告を受けたためでした。勧告に従って医師の勤務時間を週40時間、月160時間程度にまで減らすと、当
心臓は肥大型心筋症の20代男性へ、両肺はびまん性気管支炎の20代男性へ、肝臓はC型ウイルス性肝硬変の60代女性へ、腎臓は低形成腎の10代男性へ、そして、もう一方の腎臓と膵臓は1型糖尿病の50代女性に移植された。1人のドナーが5人の命に貢献したのである。 この移植が注目されるのは、「改正臓器移植法」の最初の適用例だからだ。 2009年の臓器移植法の改正で、本人が文書で同意していなくても、家族が同意すれば臓器移植のドナーになることができるようになった。今回はその実例第1号だ。 脳死した男性は常日頃から臓器提供の意志を表明してはいたものの、文書にはしていなかった。家族の方が「故人の意志だ」として、臓器移植に同意して臓器移植が可能になった。なお、臓器提供者が入院していた病院は、手術の前後に、提供者の家族に専門の看護師をつけて支援にあたったという。 臓器は都内から、都内の他の病院をはじめ、岡山、愛知
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