生活保護を受けていた元交際相手の女性(30)宅に「生活保護辞退届」と記載された文書を投げ入れ、暗に生活保護を辞退するように脅して再び交際するよう迫ったとして、広島県警捜査2課と県警東署は9日、強要未遂の疑いで、広島市職員の垣野内紀之容疑者(42)を逮捕した。 垣野内容疑者は中区役所に勤務しており、女性の生活保護の担当だった。 逮捕容疑では、この女性とつきあっていた垣野内容疑者が昨年9月下旬、別れ話を切り出されたことから、復縁を迫って女性宅に押しかけ、「福祉の者ですけど。開けなさい」などと玄関ドアをたたいたほか、公文書のようにみせかけて自分で作成した「生活保護辞退届」という文書を女性宅の郵便受けに入れるなどして脅して再び交際するよう迫ったとされている。 同課などによると垣野内容疑者は、昨年4月から中区役所で生活保護にかかわる業務を担当しており、この女性と知り合ったらしい。「交際を続けたかった