資産運用アプリを運営するサンフランシスコ本拠のスタートアップ「Newday Impact Investing」がターゲットにするのはミリオネアではなく、ミレニアル世代だ。経営幹部の多くは、ブラックロックやStone & Youngbergなど大手資産運用会社出身だ。同社は、社会貢献意識の高い企業に、個人投資家から資金が流れる仕組みを作ることを目指している。 「我々は次世代の個人投資家に倫理的な企業を投資対象として紹介し、それらの企業に資金が行き渡るようにしたいと考えている。社会的責任のある企業を対象にした、完全自動化された資産運用ソリューションを提供するのは我々が初めてだ」とCEOで共同創業者のDoug Heskeは話す。 従来の株式投資と言えば富裕層が主なターゲットで、社会や平和、環境よりも利益を優先するといったイメージが強い。しかし、Newdayは目的意識の強い企業が増えていることを踏