ある日、ゲイ風俗の電話番をしていると、面接希望の連絡が来た。 電話口で簡単なプロフィール(身長・体重・年齢)とウリセン(ゲイ風俗)勤務歴があるかどうか、またどういった情報経路でこの店に応募してきたか等を聞く。 その日応募してきたのは、女性声優さんのような、まるでアニメの男の子のような声色で喋るゲイの子からだった。 年齢が若いのか、声変わり前の少年みたいな声だと思っていたら、その電話先の声の主は、 「実は自分、FtMなんですけど大丈夫ですか?」 と正直に伝えてくれた。
TLでトランス関連漫画が話題になっているので、読んでみた感想や、ツイッター上で私が見た感想に対して、ちょいちょい引用したり反論したりしてみます。 該当漫画はこちら。 作者の遠田おとさんはいわゆる新人作家さん(原作つきのスピンオフ本を三冊出していますが)で、今作も一話読み切り形式。あらすじ等々は省きます(無料なので読んでいただければいいので)。 余談ですが作者さんについて調べていたら、1年ぶりくらいにツイッターを更新していました。 トランスジェンダー周りの描写についてまず、この手の漫画での鬼門というか、トランスジェンダー周りの描写について。 トランス男性(FtM。今作品の劇中では、千秋は自分の事を「男」としか呼んでいません。念のため)を描いた作品では、少し古い作品として『G.I.D』(庄司陽子、2006年)があるのですが、本誌掲載時にはかなりの間違いや不味い描写があり、単行本ではかなりの個所
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