豊山神楽院長谷寺文学散歩 奈良県桜井市初瀬、ここは古事記、日本書紀を筆頭に夥しい数の文学作品にその名を刻む土地であります。 初瀬を流れる川は古くは神意を仰ぎ、「神河」と呼ばれていました。 また日本最古の歌集である万葉集巻の一、冒頭の長歌、5世紀頃、雄略天皇、青年時代の御詠歌ともされる伝承歌謡に「泊瀬朝倉宮」という表記があります。 雄略天皇(418年?〜479年)が「泊瀬朝倉宮(はつせのあさくらのみや)」を置いたとされるこの地に関して、さまざまな議論が存在しますが、まずは「萬葉集」最初の歌を一度虚心坦懐、ゆっくり味わってみてください。 萬葉集巻の一、冒頭の長歌:雄略天皇 原文 篭毛與 美篭母乳 布久思毛與 美夫君志持 此岳尓 菜採須兒 家告閑 名告紗根 虚見津 山跡乃國者 押奈戸手 吾許曽居 師吉名倍手 吾己曽座 我許背齒 告目 家呼毛名雄母 訓読 籠もよ み籠持ち ふくしもよ みぶくし持ち
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