「かつしか」歴史・文学散歩 今回は「かつしか」歴史・文学散歩をテーマにご紹介します。 古代日本において律令制国家が形成される過程で、令制国として編成された大国のひとつに下総国(しもうさのくに)がありました。 下総国葛飾郡 住み慣れ縁も深くなった我が家のある「かつしか」という地名はその下総国葛飾郡に存在し、現在に残ります。 下総国葛飾郡は現在の千葉県市川市を中心に、東は千葉県船橋市、西は隅田川東岸にある現在の葛飾区、墨田区、江東区。 南は千葉県浦安市、北は埼玉県北葛飾郡から茨城県古河市にまたがる、現代の行政区分とは異なり、広大な領地を有していました。 参考文献 古代末期の葛飾郡―葛飾区郷土と天文の博物館地域史フォーラム この行政単位は律令制国家の成立以後1,000年もの長い間、江戸時代末期まで続くことになります。 現在も「かつしか」という地名は東京都葛飾区だけでなく埼玉県北葛飾郡や千葉県旧東
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