万葉集の魅力 「日本人のこころのふるさと」と形容されるわが国現存最古の歌集、萬葉集。 七世紀から八世紀にかけて、およそ150年程度の歳月を掛けて編纂された全20巻にも及ぶ歌集です。 萬葉集にはさまざまな階層の人々が自らの思いを託した4,500首を超える歌が収められています。 集英社文庫ヘリテージシリーズ 萬葉集釋注 1 作者:伊藤 博集英社Amazon 日本文学の宝でもある、時代順に選ばれた和歌に接すると、万葉の時代を生きた人々の切実な思いや力強いエネルギーを感じ取ることができます。 権力をめぐる争い、闘いに敗れたものの哀切、 妻子をはじめとする家族愛、 身を引き裂かれるような悲しい別れ、 故郷を離れることになった人が詠む望郷の念、 忍ぶ恋、清らかな恋心、 思うに任せぬ現実に傷つきやすい人間の繊細な部分が生々しくも、切々と語られることもあります。 新校注 萬葉集 (和泉古典叢書) 作者:至
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