2020年度に始まる大学入学共通テストへの英語民間試験導入の見送りを巡り、自民、公明両党で5日、政府主導で導入と延期を決めたことへの不満の声が上がった。 公明党の山口那津男代表は5日の記者会見で「政府・与党で意思決定する対象になっていなかった。与党で議論した上で、政府もしっかり受け止めて対応すべきだ」と指摘。政府に対し「懸念や戸惑い…
2020年度に始まる大学入学共通テストへの英語民間試験導入の見送りを巡り、自民、公明両党で5日、政府主導で導入と延期を決めたことへの不満の声が上がった。 公明党の山口那津男代表は5日の記者会見で「政府・与党で意思決定する対象になっていなかった。与党で議論した上で、政府もしっかり受け止めて対応すべきだ」と指摘。政府に対し「懸念や戸惑い…
平安時代中期に紫式部が創作した「源氏物語」について、鎌倉初期を代表する歌人の藤原定家(1162~1241年)が側近らに書き写させて校訂し、現存では最古となっている写本群のうち、物語の重要場面である第5帖(じょう)(冊)「若紫」(126ページ)が見つかった。江戸時代に三河などの大名だった大河内(おおこうち)家に伝わっていたのを確認したと、定家らの古典籍を研究保存する冷泉家時雨亭文庫(京都市上京区)が8日に発表した。 54帖からなる物語のうち、定家の写本が確認されていたのは、加賀の前田家などに伝わった「花散里(はなちるさと)」「行幸(みゆき)」「柏木」「早蕨(さわらび)」の4帖(いずれも重要文化財)だけで、新たな帖の確認は昭和初期以来の約80年ぶりという。研究者は「原本に最も近い『若紫』であり、国語の教科書にも影響するほど画期的だ」と評している。
大阪弁を駆使した軽妙な文体の小説やエッセー、さらに評伝や古典を現代によみがえらせた作品を次々に発表し、世代を超えて愛された作家で文化勲章受章者の田辺聖子(たなべ・せいこ)さんが6日午後1時28分、総胆管結石による胆管炎のため死去した。91歳。葬儀は親族で営んだ。喪主は弟聰(あきら)さん。後日お別れの会を開く。 1928年、大阪市福島区生まれ。写真館を経営していた父が終戦の年に亡くなったため、樟蔭女子専門学校(現大阪樟蔭女子大)国文科を卒業すると、家計を助けるために金物問屋の事務員として働いた。一方、在学中から小説を書き始め、大阪文学学校に通った。56年、「虹」で大阪市民文芸賞を受賞。58年には「花狩」を雑誌「婦人生活」に連載し、ラジオドラマも執筆。64年、「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)」で芥…
小学生の7割以上が放課後に外遊びせず、1割以上が遊ぶ友達が一人もいない――。千葉大の木下勇研究室が児童2986人を対象に調査したところ、多くが外で遊んでいない実態が浮かんだ。木下教授(都市計画学)は「放っておけば子供が遊ぶ状況ではない。外遊びを促す社会的介入が必要だ」と話す。 調査は、2017年度に宮城県気仙沼市で全小学生に行い1847人から、18年度に千葉市の小学校1校で行い425人から、それぞれ回答を得た。いずれも書面で調査した。 気仙沼市では、76%が「平日に外で遊ぶ日」を「0日」と回答。放課後に遊ぶ友達の人数は「誰もいない」が18%、「1~2人」が29%だった。遊ぶ場所(複数回答)は「家の中」が85%、「山・林」が6%、「川・水路、池」が8%で、自然の中で遊んでいる子供は少なかった。
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