“反日台湾”を捏造した許されざる取材手法 河添恵子 4月5日に放映されたNHKスペシャル「アジアの“一等国”」をめぐる問題で、番組に登場した台湾人の元医師が、「日本のよいところも話したのに放送されたのは悪いところだけ。NHKに利用された」などと、一方的な放送姿勢を批判している。この番組に対しては日台友好団体などから「反日台湾を印象づけるためとしか思えない」との抗議も上がっており、元医師の証言は注目を集めそうだ。 「正論」6月号の「『NHKに騙された!』“反日台湾”を捏造(ねつぞう)した許されざる取材手法」と題したノンフィクション作家、河添恵子氏のリポートの中で、痛烈な批判をしたのは柯(か)徳三さん(87)。番組では、戦前の台湾で日本人から差別を受けた“生き証人”として登場し、「学校に台湾料理の弁当を持っていくと日本人に笑われるから、日本式の弁当にしてくれと母に頼んだ。母は苦労したと思う」な