日曜日。子供たちを母にあずかってもらい、1人で百貨店に出かけた。目的は、半期に一度の、有名ブランド下着のバーゲン。いそいそと催し物会場に足を運ぶと、どっさりと積み上げられた下着の前には、早くも大勢のライバルたちの姿があった。私もすぐに参戦。あれでもない、これでもない、と時を忘れて品定めしていた。 関連記事【世界仰天ニュース】下着の国際大会に…福助、アディダスと下着を共同展開 8…記事本文の続き が、しばらくすると、おや? 違和感を覚えて、隣を見た。そこには、中年の男女のカップルが。 思いがけない男性の姿に、ブラジャーを両手に握りしめていた私は急に恥ずかしくなり、手から取り落とした。 しかしすぐに、拾い上げた。何も、恥ずかしがることはない。ここは、下着売り場なのだから。それより、なんで男の人がここにいるんだろう? どうやら夫婦ではないらしい、妖(あや)しげな2人。「これなんか、どう?」