2017年6月25日のブックマーク (2件)

  • 『「自白」はつくられる』 - apesnotmonkeysの日記

    浜田寿美男、『「自白」はつくられる―冤罪事件に出会った心理学者』、ミネルヴァ書房、2017年2月 ミネルヴァ書房のPR誌『究』での連載がベースとなったもの。著者がこれまで関わった事件・裁判を振り返りつつ「供述分析」についての著者の最新の知見が語られている。最近「虚偽自白」に関心を持ったという方には、最初の一冊としてよいかもしれない。 個人的に興味深かった点を2つほどご紹介。 まず、再審(請求)においては、証拠が脆弱な事件ほど冤罪を晴らすのが難しい、という指摘(136ページ〜、204ページ〜)。足利事件の場合はDNA鑑定が決定的な証拠だと確定判決で評価されており、だからこそ鑑定の誤りを明らかにすることで再審無罪を勝ち取ることができた。しかし曖昧な証拠が多数積み上げられているケース(名張毒ぶどう酒事件など)では、一つの証拠に疑義を突きつけてもそれが決定的な反証とはみなされない、というのだ。原判

    『「自白」はつくられる』 - apesnotmonkeysの日記
    Apeman
    Apeman 2017/06/25
    セルクマ。
  • 供述分析に依って無罪判決が下ったケース - apesnotmonkeysの日記

    自白の信用性が否定され、放火殺人事件について無罪判決が下った事例が弁護士ドットコムNEWS で紹介されています。 弁護士ドットコムNEWS 2017年06月24日 「取り調べ可視化」で冤罪防げるか 自白場面の映像分析、無罪勝ち取った弁護士に聞く この無罪判決には、心理学者による供述分析が一定の役割を果たしたようです。 芥川「供述心理学者の村山満明教授(大阪経済大学)に自白を鑑定してもらったのが大きかったです。具体的には、取り調べの映像(DVD)や自白調書、取り調べメモ、それから弁護人が接見の際にとっていたメモを渡し、分析してもらいました」 那須「たとえば、彼女の自白内容の変遷について、検察官は『最初は罪を軽くすべく有利になるように嘘を言い、次第に真実を打ち明けたからだ』と主張しましたが、村山教授の分析によりそうではないとわかりました。 彼女の自白はむしろ不利な内容から有利な内容に変わってい

    供述分析に依って無罪判決が下ったケース - apesnotmonkeysの日記
    Apeman
    Apeman 2017/06/25
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