イカの中でも代表的なスルメイカは深刻な不漁に見舞われています。 イカの水揚げ量が日本一の青森県八戸港。5月から主力のスルメイカの今シーズンの漁が始まりました。 この日、市内の神社に集まったイカ釣り漁船の乗組員たち。漁の安全と豊漁を祈りました。 船団のリーダーを務める大橋社さんは「おととし、去年と2年続けてまったくダメ。神様にお願いするしかない」と話していました。 農林水産省のまとめによりますと、全国で最も水揚げが多い「スルメイカ」の水揚げ量は、統計が残る1956年(昭和31年)以降、おととし、去年と2年連続で過去最低を更新しました。去年までの30年に限ると、最も多かった1996年(平成8年)の44万4000トンに対し、去年はわずか6万1000トン。およそ7分の1にまで落ち込みました。 水産の専門家によりますと海水温の変化により資源量が減ってしまったことが主な原因と見られています。 さらに大