目次 まえがき 序論 フィクション論の問題圏(大浦康介) ◆Ⅰ フィクションの諸相 1 虚構のなかの遊び ― 瓢箪からコマの出る話(近藤秀樹) 2 透明人間の夢 ― SFと〈本当らしさ〉(大浦康介) 3 「道に沿って持ち歩く鏡」のたくらみ ― メタフィクション、信頼できない語り、その他の騙り(岩松正洋) 【コラム1】テーマパークの虚構体験 ― ディズニーランドとUSJの場合(小柏裕俊) 【コラム2】フィクションをめぐるテロ、脅迫、訴訟事件(大浦康介) ◆Ⅱ フィクション論の新たな地平 4 痕跡・記号・運動 ― 実写フィクション映画の存在論(石田美紀) 5 あなたは誰? わたしはどこ? ― 歌謡曲のフィクション論のために(久保昭博) 6 プロレス、あるいは虚実の間(師 茂樹) 【コラム3】ありえたかもしれない音楽、または、三拍子の起源(三輪眞弘) 【コラム4】