1940年長野県生まれ。東京大学文学部、北海道大学法学部卒業。 83年、衆議院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。 細川政権発足時、首相特別補佐。第一次橋本内閣、経済企画庁長官。 現在、福山大学客員教授、「民権塾」塾長。 田中秀征 政権ウォッチ かつて首相特別補佐として細川政権を支えた田中秀征が、期待と不安に溢れた現政権の動向を鋭く斬り込む週刊コラム。刻一刻と動く政局をウォッチしていく。 バックナンバー一覧 4~6月のGDP改定値が年率換算7.1%減。それに9月の日銀短観が追い打ちをかけ、日本経済の先行きが一気に不透明感を増した。 さらに、鉱工業生産や家計調査など7~9月の数字も五月雨式に発表され、内閣府も7~9月期の個人消費がかなり落ち込むとの試算を公表した。 円安マイナス効果、実質賃金の低下、消費税増税の三重苦に見舞われている国民生活は堪忍袋の緒が切れつつあるのだろう。