いつもチラシを受け取る人 - みのりの希望は朝ごとに
昨日、美容院に行ったんですね。 いつも行く美容院があるんですけど、雨が降ってたので、わざわざ電車に乗って行くの面倒くさいなあって思ってたら、別の美容室の看板が目に入ったので、そこに行くことにしたんです。 入ると店員の方が、満面の笑みで「あっ、いつもありがとうございます」。 気持ちは嬉しいんですけど、私ははじめて利用するところなんですよね。予約もしてないし。 「あの、はじめてなんですけど」 「いえいえ、お客様いつもチラシを受け取ってくれてるじゃないですか、チラシだけだと受け取る人が少ないから、いつも受け取ってくれる人は覚えるんですよ」 そういえばこの顔なんとなく見覚えがあると思っていたんですよね。なるほど、そういえばこの人、いつも私が必ず通る道でチラシを配ってるなって思いだしたわけです。 私は、基本的に配られてるものは受け取るんですよね。アルバイトなら早く渡した方が早く終わるんだろうし、チラ
心に平安を - みのりの希望は朝ごとに
ついこの間、昼間に井の頭線に乗って渋谷にいこうとしたんですよ。 各駅停車でしたし、昼間でしたから車内はすごく空いているわけです。 そうしたら、ある駅で、突然、大量に人が乗り込んできて、どれもこれも男の子とその親御さんの組み合わせなんですよね。ああ、中学入試なんだなと思って、駅を確認したところ、駒場東大前。 その日は2月の3日でしたから、私の記憶によれば筑波大学附属駒場(以下、筑駒)という学校の入試のはずです。 筑駒というのは中学入試の中では最難関の学校です。 ところが、親御さんもそのお子様もみんな穏やかな顔をしている。 私の頃、というか私が受験していた時は、受験の後、親が迎えに来て、まず｢どうだった？｣と聞くわけです。 それで、できたといって変な期待をもたせるわけにはいきませんから、 ｢あんまりできなかった｣と言うわけです。 そうすると、途端に羅生門に出てくる鬼のような貌になって、 ｢どう
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