アゴラの松本徹三さんが日本の中学受験を批判するエントリーを書いておられた。 今日、日本に住んで長くなるイタリア人の友人と食事をしましたが、彼は、中学を受験しているご子息のことで深刻に悩んでいました。この人はお父さんの代から学者だった教養人で、イタリアで知りあった日本人の奥さんは日本の某超一流大学の準教授です。そういうご夫婦ですから、息子さんを「中高一貫教育をしてくれる良い中学校」に入れたかったのですが、うまくいっていません。 中略 私の考えは、目の前にいる私の友人の子供である、日伊混血の可哀想な少年のことから、日本人の若者全体の将来のことに広がりました。何も知らずに、「塾システム」に象徴されるような「日本の奇妙な教育システム」の中にどっぷり漬かっていく日本の若者達の方が、実はもっと可哀想なのだと思えてきたのです。 教育の改革は火急の問題 結論からいうとこれはとんでもない思い違いという他ない
ついこの間、昼間に井の頭線に乗って渋谷にいこうとしたんですよ。 各駅停車でしたし、昼間でしたから車内はすごく空いているわけです。 そうしたら、ある駅で、突然、大量に人が乗り込んできて、どれもこれも男の子とその親御さんの組み合わせなんですよね。ああ、中学入試なんだなと思って、駅を確認したところ、駒場東大前。 その日は2月の3日でしたから、私の記憶によれば筑波大学附属駒場(以下、筑駒)という学校の入試のはずです。 筑駒というのは中学入試の中では最難関の学校です。 ところが、親御さんもそのお子様もみんな穏やかな顔をしている。 私の頃、というか私が受験していた時は、受験の後、親が迎えに来て、まず「どうだった?」と聞くわけです。 それで、できたといって変な期待をもたせるわけにはいきませんから、 「あんまりできなかった」と言うわけです。 そうすると、途端に羅生門に出てくる鬼のような貌になって、 「どう
Ars longa, vita brevis. Art is long, life is short.(英) (芸術は長く、人生は短し・ヒポクラテス) 私はこの言葉にはすごく思い入れがある。 まあ、ちょっと軽犯罪行為なので、誰とはいいませんが、私の友人にまじめに学術に取り組んでる方がいらっしゃいまして、その人と一緒にお酒を飲んだわけです。で、ベロンベロンに酔っ払って、カラオケに行き、そこで彼は寝ていたわけだ。 夜中4時少し前に、眠っていた彼が突然起き上がり、ペンを取り、カラオケの壁にラテン語で、"Ars longa, vita brevis"と書いた。そして、私に「キミ、これがわかるか?」と聞いた。「ヒポクラテスですね。学術は長く、人生は短い」彼は満足気に「その通りだ!」と言った。 彼は続けて言った、「まったくその通りだと思わないか?」「はい、その通りだとおもいます」と私。すると、別に友人
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