ブックマーク / business.nikkei.com (172)

  • 昔は薄給に耐えたのに、年を取ったら若手厚遇……納得がいきません

    悩み:昔は薄給に耐えたのに、年を取ったら若手厚遇…納得がいきません 上田さん、初めまして。私は現在59歳サラリーマンで、若く感じていた自分がいつの間にかこの年齢になっていました。今後の生き方や選択肢について相談したいと思っています。 最近、政府主導の企業改革や賃金上昇、人的資への投資などの対策が進んでいますが、それにもかかわらず何かが足りないと感じます。若いころは薄給でしたが、「おまえもいつかは給料がぐんと上がる」と言われて、サービス残業や休日出勤も我慢してこなしてきました。そこそこの昇給はしましたが、50代以降の私はかつての先輩たちの境遇と比べるとはるかにレベルが低いです。 会社としては若い社員を厚遇し、新卒社員の初任給は毎年のようにどんどん上がります。まだ社会人になりたてで何もできない人に好条件を出す。一方、長く勤めてきた私に対して、心ない役員が「おまえは給料が高い」と言ってきました

    昔は薄給に耐えたのに、年を取ったら若手厚遇……納得がいきません
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2024/04/09
    59歳でしょ。一つ下の世代を見てみてよって言いたくなるな。団塊ジュニア世代、氷河期世代と比べたら、圧倒的にスムーズに就職・昇給したし、年金も手堅く貰える、めちゃくちゃ恵まれた世代だよ。
  • 大学入試で「繰り上げ合格」がなぜ急増? 上智は全体の半数近くに 

    大学入試で「繰り上げ合格」がなぜ急増? 上智は全体の半数近くに 
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2021/10/15
    「私立大学の定員厳格化で一体何が解決するのか、疑問に感じざるを得ない」水増し合格で大学ウハウハなだけで、学生からしたら本来よりも明らかに教育レベルが低下するデメリットがなくなるじゃん。
  • ワクチンを2回打った……その後の世界とは

    この記事は日経メディカル Onlineに週刊日経メディカルとして7月3日に配信したものを、日経ビジネス電子版に転載しています。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンの接種が進んでいる。医療者や高齢者の接種にめどが付き、65歳未満の希望者への接種も進む。ワクチンを2回接種したら、コロナ前の社会に戻るのだろうか? COVID-19の流行が始まっておよそ1年半。いまだマスク、三密回避の生活が続いている。 しかし、この新たなパンデミックに対し、1年も経たずにワクチンが開発され、国内外で接種が進んでいる。海外では少なくとも1回接種した国民が6割を超えた国が出てきており、日も主に医療者と高齢者への接種が中心だが、1回目接種率は2021年6月28日時点で17.47 %(人口1億2713万人のうち)まできた。さらに各地での集団接種および職域接種体制が整い始めたことで接種者数は加速

    ワクチンを2回打った……その後の世界とは
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2021/07/13
    次は、インフルエンザみたいに抗ウイルス薬が開発されるのだろうな(もう着手してると思う)。イベルメクチンとかレムデシビルみたいな使い回しじゃない、対コロナとして開発されたやつが。
  • 自称「ファン」の攻撃性について

    体調が良くない。 3日ほど前から寝てばかりいる。 商業媒体に連載コラムを寄稿している書き手が、自身の体調の低下をいちいち読者に訴えるのが、ほめられた態度でないことは承知している。 しかし、今回は、大坂なおみさんにならって、ネガティブな個人情報をありのままにお知らせしておくことにする。 たぶん、コメント欄には 「甘えるな」 という趣旨の書き込みがいくつか並ぶことになるだろう。 しかし、甘えない人間は、コラムを書き上げることができない。というよりも、自分を甘やかすことをしない人間が執筆したテキストは、甘やかされる必要を持った経験のない読者にしか届かない。とすれば、そんな血も涙もない原稿は、そもそも書かれるべき価値を持っていないはずなのだ。 長い間連載を続けるうちには、体調のすぐれない時期もある。常に理想的な状態で執筆に臨めるわけではない。あたりまえの話だ。 そんなわけなので、今回は、短めに仕上

    自称「ファン」の攻撃性について
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2021/06/04
    「気に入らない」が寄り集まって大バッシングに発展してる感がある。よくもまあ「気に入らない」をそんな熱量を持って、しかも手を変え品を変え語るもんだよなあ。小室圭さんとか蓮舫さんとか。
  • 「理解増進」というコンサル話法

    LGBT法案」(LGBTなど性的少数者に対する理解増進法案)の今国会での成立は、どうやら困難であるらしい。 法案の中身に触れる前に、いくつか、前提部分の話をしておきたい。 まず、「理解増進」という言葉の据わりの悪さについてだ。 もともと、この法案は、LGBTなどの性的少数者への差別を法律に基づいて禁止する目的で上程されたものだ。 ところが、その最初の前提部分である 「差別禁止」 ないしは 「差別撤廃」 に反発する人々が現れた。 というよりも、この法案は、そもそもの発端からして 「差別禁止」 や 「差別撤廃」 という法律の効果に不快感を覚える人々によって議論され、審議され、検討されている。 思い出すのは、かつて使われていた 「男女平等」 という用語に反発した保守派の政治家や官僚が、いつしか、それを 「男女共同参画」 に置き換えてしまったことだ。 ちなみに、内閣府が所管する「男女共同参画局」

    「理解増進」というコンサル話法
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2021/05/28
    LGBTが絡むと、自民党の本性ってかなりよく見えるよね。
  • 日本の大学が機能しなくなっている理由

    日本の大学が機能しなくなっている理由
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2021/05/25
    ずいぶんあっさりした対談やなあ。2人とも発信力のすごい人なので、後編ではもう少し深い話になってくれるとありがたいな(無料で読ませてもらってるのにすいません)。
  • 2カ月後にこの国で展開される悲喜劇への覚悟

    東京五輪・パラリンピックは、当に開催されることになりそうだ。 まさかそんなバカなことが、と思っていたまさにそのバカなことが、想定した悪夢の外形を保ったまま、真に俗悪で陋劣な安物の悲喜劇として、いよいよ上演の時を迎えるわけだ。 なんということだろう。 私たちは、またしても引き返すことのできない“崖の上のレミング”であることを、全世界に知らしめるのだ。 覚悟を決めておかなければならない。 われわれは、とんでもないものを目撃するだろう。 正直なところを申し上げるに、私は、ここへ来て、五輪の醜態を、ちょっと楽しみにしはじめている。 というのも、これほどまでに壮大な人類史的愚行をつぶさに観察できる機会は、この先、一生涯めぐってこない気がしているからだ。 2カ月後に、この国で展開されることになっている人間の愚かさの爆発を、私は、細大漏らさず、可能な限り克明に記録しようと思っている。 一介のコラムニス

    2カ月後にこの国で展開される悲喜劇への覚悟
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2021/05/21
    始まってしまえば多くの国民は熱狂するはずだ、ってのも、ことコロナが絡むと楽観的に過ぎると思う。我々は1年以上、目が覚めている間、コロナのことを忘れる瞬間がない生活を送ってるのでなあ。
  • 逆境に「NO」と言えないニッポン

    この原稿は、いわゆる「ゴールデンウィーク」中に記事としてアップされることになっている。 なので、今回は「休み」についてあらためて考えてみたい。 最初に「ゴールデンウィーク」というこの言葉の使われ方についてお話ししておく。 ご存知の通り、NHKの放送原稿の中では「ゴールデンウィーク」は使われない。理由は、この言葉が商標登録されているからなのだそうだ。 で、NHKは、代わりに「大型連休」という言葉を使っている。 最近では、こっちの言い方(←「大型連休」というどことなくよそよそしい用語)のほうが一般的になってきている気配がある。 あるいは、令和のヤングピープルは、「ゴールデンウィーク」という言葉の浮ついた語感を恥ずかしく感じているのかもしれない。 たしかに、「ゴールデンウィーク」なる言葉の、昭和くさい、和製英語丸出しの、安ピカで軽佻な語感は、若い世代の人々の休日観とは合致しないだろう。 似たよう

    逆境に「NO」と言えないニッポン
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2021/04/30
  • 昭和の笑いはおおらかだったのか

    スイスのシンクタンク「世界経済フォーラム」(WEF)が3月31日に公表した「ジェンダーギャップ指数」の年次報告書によると、日男女平等の達成率は65.6%で、ランキングでは、世界156カ国中で120位に相当する。 ここまで書いてみてあらためて気づいたのだが、当欄でジェンダーないしは男女格差の話題を扱うのは、前回から2回連続になる。 そうでなくても、ここのところフェミニズム関連の話題をとりあげるケースが増えている。 「オダジマはフェミ推しに転向したのか」 「あいつもめんどうくさいヤツになっちまったなあ」 と、そう思っている読者もいらっしゃることだろう。 コラムニストとして自覚しておかねばならないのは、 「フェミニズム関連の話題は一般受けしない」 ということだったりする。もう少し踏み込んだ言い方をすると 「フェミの話題を持ち出すと、つまらない書き手だと思われる」 のである。 問題は、ここにあ

    昭和の笑いはおおらかだったのか
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2021/04/06
    お笑いの中の価値観って、時代の最先端の部分もあるんだろうけど、大体遅れてると考えても不思議はないよね。マジョリティのツボに刺さらないといけないし、多かれ少なかれタブーを犯すことで成立するものだし。
  • 森氏が五輪組織委トップに祭り上げられる理由

    「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」 と、森喜朗・ 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長は言ったのだそうだ。 この発言の第一報が伝えられた日の夜、ツイッターのタイムライン上には、記事を読んだ人々が、それぞれ、五輪の幕引きの手順や、尻拭いの方法について、思い思いの感慨を書きこんでいた。 なんというのか、第一報が伝わった時点で、すでに 「女性蔑視」 というのは、主要な論点ですらなくなっていたわけだ。 当然といえば当然だろう。森さんの発言がドンピシャリの女性蔑視であることは、いまさら誰が検証するまでもなく、隅々まではっきりしている。そんな論点について、ことあらためて議論をするのは時間の無駄というものだ。 とすると、次の問題は、森さんの言葉が、JOCの臨時評議員会という公の場所で五輪組織委のトップが発信する内容として適切であったのかどうかなのだが、これについても

    森氏が五輪組織委トップに祭り上げられる理由
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2021/02/05
    前半はいいけど後半はキレが悪いな。
  • 「今は何の会社なの?」 あなたの知る日立・東芝はもういない

    12月を迎えいよいよ格化するボーナス商戦。新型コロナウイルスの感染拡大の影響もありネット通販が主戦場となりつつあるが、家電量販店も販売増を狙う。 コロナ禍での「巣ごもり需要」が期待されるテレビ売り場をのぞくと、ソニーやパナソニックなど国内大手ブランドの4Kテレビが並ぶ中、日立製作所のテレビはどこにも見当たらない。 それもそのはず。日立は2018年10月に「Wooo(ウー)」ブランドのテレビの国内販売を終了したからだ。かつては日立製のテレビに割り当てていた販売スペースを代わりに埋めているのは韓国中国のメーカーのテレビ。日立グループの系列販売店である日立チェーンストールが現在取り扱うのは、ソニーブランドのテレビだ。 同じテレビ売り場には、東芝ブランドのテレビ「レグザ」が数多く並んでいる。ただ、手掛けるのは東芝ではなく東芝映像ソリューション(川崎市)。中国電機大手の海信集団(ハイセンス)が1

    「今は何の会社なの?」 あなたの知る日立・東芝はもういない
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2020/12/01
    重電御三家(もう一つは三菱)って言われたくらいだから、そっちに注力してるんだろうな。
  • あなた、ウソヲツイタネ?

    ディエゴ・マラドーナが死んでしまった。 多少ともサッカーに関わりを持ったことのある人間は、誰もが落胆していると思う。私も同じだ。朝方に第一報を知って以来、茫然としている。 来なら、今回はマラドーナ追悼のためのテキストを書くべきなのだろう。 ただ、私は、読者を納得させるに足る文章を書く自信を持てない。たぶん、マラドーナについて私が書くテキストは、ひどく個人的な話になる。その個人的な話が普遍性を持っているのなら良いのだが、おそらくそういうことにはならない。私の個人的なマラドーナ追想譚は、うっかりすると、少なからぬ人々の反発を買う。でなくても、ネット上のメディアで万人が共有できるような心あたたまるエピソードには着地しないだろう。むしろ、炎上するはずだ。大好きな人間に向けた最も率直な言葉は、ネットにぶら下がっているそれぞれに鈍感だったり粗雑だったりする野次馬の心にはどうせ届かない。だとしたら、沼

    あなた、ウソヲツイタネ?
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2020/11/27
    フォローすると、方便であることが想像できるような嘘は聞いててまだマシなんだよね。徹頭徹尾自身の利益のためと、バレたときの保身のための嘘でしかないから純粋な嫌悪の対象となるし排除するしかない。
  • 大統領の陰謀論

    新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の拡散はどうやら新しいステージに突入した。 「第三波」という言い方をしても、たぶん間違いではない。 にもかかわらず、 「コロナなんてただの風邪だ」 「マスクって、典型的な同調圧力だよな」 「各種の自粛は臆病な日人による過剰反応だぜ」 「オレは面倒くさいだけだけどな」 といった感じのご意見は、むしろ勢いを増している。 パンデミックが深刻になれば、それだけ 「こんなものただの風邪だよ」 という断言の需要も高まる。この感じは、靭帯を断裂した柔道部の一年生が、救急車が到着するまでの間、さいごまで 「大丈夫っす」 「たいしたことないっす」 と主張し続ける悲しさに似ている。 つい先日も 「10月はほぼ毎日1日2~3回の飲み会をした」 「コロナ陽性者は出なかった」 「何百人も濃厚接触したんだよ」 「察してください」 「ウヒヒ」 という趣旨の全方位的に愚かなツ

    大統領の陰謀論
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2020/11/13
    「だからこそ陰謀論者は、自分をそこいらへんの凡庸な人間とは別の、選ばれた人間だと思い込むことができる。なんだか哀れだ」7文字でバッサリ。こういう問答無用さ、とても好き。
  • 日本人は「学力」によって分断されている

    前回に引き続き、日学術会議の会員任命の話をする。 第一報から一週間が経過して、この問題の中心的な論点は、任命権の実質的な意味であるとか、法律的な根拠の有無といった当初注目されたところから、少しずつ別のポイントに重心を移しつつある。そして、この論点のズレっぷりは、結果として、新政権の中枢メンバーが学術会議の人事に介入したことの真意を明らかにしつつある。さらに、私の目には、この間に次々とあらわれた新しい視点が、わが国の社会に広がりつつある分断を反映しているように見える。今回は、その「分断」に注目してみようと思っている。 菅義偉総理大臣は、日学術会議の推薦名簿に記載されていたメンバーのうちの6人を任命しなかった理由を、いまだに説明していない。 加藤勝信官房長官も、同様だ。 「人事のことなので(説明を)差し控えさせていただきます」 という不可解な発言を繰り返すばかりで、その回答のひとつ先にある

    日本人は「学力」によって分断されている
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2020/10/16
    全く度し難いのは、現政権の上の方が、国をよくしようなんて欠片も思ってなくて、少々衰退したっていいから自分たちの好き勝手に振る舞い、税金を合法的に(ときに非合法に?)懐に入れることを優先してること。
  • かくして、全国民がダサくなる

    菅義偉総理大臣が、日学術会議の会員候補105人のうち6人の任命を拒否したことへの反発は、意外な方向に広がりつつある。 当事者たる学問の世界の人間が抵抗するのは当然なのだとして、反発の声は、映画人や出版界にも飛び火し、ネット上では署名運動もはじまっている。 もっとも一方では、抗議や反発の動きを牽制する声も高まっている。 ……と、ここまでは、よくある両睨みの定型的な書き出しなのだが、当稿では、反政権派でも政権支持層でもない第三極の人々に注目するつもりでいる。 というのも、日人の大多数は、その第三極に当たる洞ヶ峠で、静かに事態を眺める態度を選んでいるように思えるからだ。 重要なのは、サイレントマジョリティーの真意が「沈黙」それ自体の中にあるということだ。 どういう意味なのか説明する。 思うに、うちの国の静かなる大衆は、どうやら、学問の自由を防衛しようという声にも、倒閣運動に反発する声にも耳を

    かくして、全国民がダサくなる
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2020/10/09
    加藤官房長官の論点ずらしもダサいこと甚だしくて、上西教授の「ご飯論法」という例え話もそのダサさを浮き彫りにしてるよね。この8年で日本は貧しくなったが、貧すれば鈍するということなのかなあ。
  • 出羽守に叱られろ!

    最初にネタをひとつ。 《TLがデワノカミ批判だらけなので、ライバルの神仏を告知しておきます。 1.出羽守(デワノカミ):「欧米では」を連発する外国かぶれ 2.奈良の大仏(ナラノダイブツ):「日人なら」を連発する国粋主義者 3.救世観音(クセカンノン):「◯◯人のくせに」を連発する差別主義者》 これは、2018年の8月にツイッター上に投下した書き込みなのだが、こんな未消化なネタをわざわざ公開したのは、私自身が、この数年、いわゆる「出羽守」を嫌う日人が増えたことをとみに実感しているからだ。 念のために「出羽守」についてざっと解説しておく。 「出羽守」は「でわのかみ」と読む。意味は、weblio辞書では 《-略- 海外(特に欧米)の習慣や事柄を引き合いにして、日のことを貶すような言動を取りがちな人のこと。 -略-》 と説明されている。 「欧米では」「アメリカでは」「フィンランドでは」という

    出羽守に叱られろ!
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2020/09/25
    他国は着々と経済成長してるのに30年も足踏みして、それを糊塗するために両耳塞いで「あーあー聞こえなーい!」ってやってるのが「日本SUGEEE」だと思う。出羽守バッシングも同根。
  • 一億総祖父母時代に、大坂なおみ選手をたたえる

    菅義偉氏が第99代の内閣総理大臣に就任した。各メディアは新首相および新内閣の話題で持ち切りだ。 私個人としては、 「ああそうですか」 と申し上げる以外に伝えるべき言葉が見つからない。 もう少し事態がはっきりしてきたら、あるいは、何かを言うことになるかもしれないが、何も言わないかもしれない。私が何かを言う前に、政権の方が倒れているかもしれない。どっちにしても、先のことはわからない。 今回は、大坂なおみ選手の全米オープンテニス大会での優勝をめぐって、いくつかのメディアで取り上げられた話題を振り返ってみたいと思っている。 この話題には、いくつかの重要な問題の糸口が顔をのぞかせている。その「いくつかの重要な問題」を思いつくままに箇条書きにすれば、 アメリカにおける黒人差別の問題に、われら日人は、どのようなスタンスで関与すべきであるのか。 スポーツ選手や芸能人などの著名人が社会的な問題や政治的な事

    一億総祖父母時代に、大坂なおみ選手をたたえる
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2020/09/18
    大坂選手の言動に対する反発の一部は、彼女を「小娘」扱いしたい人たちによるものというのは自分も実感しているところ。
  • 「たびたびイケイケキャンペーン」ではダメな理由

    最初に告知をさせてください。 9月に自著が二冊出ます。その宣伝です。 一冊目は『日語を、取り戻す』(亜紀書房)というタイトルのコラム集で、9月初旬発売の予定になっています。当欄(日経ビジネス電子版)に掲載した記事をはじめ、「日経ビジネス」「GQ JAPAN」「Journalism」今は亡き「新潮45」などなど、各種商業メディアに寄稿したコラムをまとめたものです。タイミングがタイミングでもあるので、毎度、コラム集をまとめるたびに微妙に遠ざけられていた感のある政治ネタを、あえてひとまとめに集成してみました。読み応えのあるど真ん中直球の論説集に仕上がったと自負しています。政局や時事問題以外では、メディアや行政で使われる日語の問題に焦点を絞った文章が揃っている点も特徴のひとつかなと思っています。軽快な疾走感とやや重い読後感を、この機会に、ぜひ味わってください。 進行のお話をすると、書のゲラは

    「たびたびイケイケキャンペーン」ではダメな理由
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2020/08/28
    安倍首相辞任表明の日にアップされたオダジマンのコラム。そっちに触れる訳にもいかず、ネタ選びに苦慮したんだろうな。「たびたびイケイケキャンペーン」、「元気モリモリご飯パワー」みがあるな。
  • 私たちはどこへ行くのか

    Go Toについて書いておきたい。 7月16日午後6時の執筆時点では、東京を対象外とする方針が固められたようだ。 とすれば、Go Toトラベルキャンペーンが、国の施策として動きはじめようとしているいまのうちに、その決定の経緯と現時点での反響を記録しておく必要がある。このタイミングを逃すと 「お国が引っ込めた施策について、いつまでもグダグダと言いがかりをつけるのは、あまりにも党派的な思惑にとらわれたやりざまなのではないか」 「世論の動向にいち早く反応して、一旦は動き出した政策を素早く見直す決断を下した安倍政権の機敏さを評価しようともせずに、死んだ犬の疱瘡の痕を数えるみたいな調子で撤回済みのプランを蒸し返してあげつらっているパヨク人士の叫び声が必死すぎて草」 てな調子で、検証作業そのものが、要らぬ非難を招くことになる。 でなくても、いったいに、現政権は、検証ということをしない。 彼らは、森友案

    私たちはどこへ行くのか
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2020/07/17
    嘘ついても認められない辺りも大変クソガキっぽいよな。
  • いっそ、閉会式だけリモートで

    東京都知事選挙は、現職の小池百合子都知事による圧勝という結果に終わった。 小池氏が圧勝することそのものは、ずっと前からはっきりしていたことだし、投票率が前回を下回ったことも、大方の予想通りだった。 ただ、私の個人的な予測としては、小池さんが、コロナ対策や五輪へのマイナス評価によって、多少とも得票数を落とすであろう結果を思い描いていた。 ところが、フタを開けてみると、小池候補は、得票率、得票数ともに前回を上回る結果で当選している。 なるほど。 グウの音も出ないとはこのことだ。 私は、どうやら、今回のこの結果についてあれこれ分析をする資格を持っていない。ともあれ、私の戦前予測が、またしても願望によって歪められていたことがはっきりした以上、結果が出た後の弁解で恥の上塗りをする愚は避けるべきだろう。 さてしかし敗軍の将が兵を語らないのだとして、それでは、選挙で勝った陣営が総取りにする権利を手にして

    いっそ、閉会式だけリモートで
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2020/07/10
    オダジマンの考える「すなわち」のアクロバティックな使い方を色々読んでるうちに、「去る山田久志、すなわち福本」というフレーズが浮かんできた。なぜかは全く分からない。