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  • シェーレ・グリーンとパリ・グリーン - 結晶美術館

    シェーレ・グリーン(亜ヒ酸銅;左)と、パリ・グリーン(アセト亜ヒ酸銅;右) いずれも古いもので、毒物ということもあって、今は入手が難しい。 古典的な無機顔料は人体に対して有害なものが少なくない。硫化ヒ素の石黄(オーピメント)、塩基性炭酸鉛の鉛白(シルバーホワイト)、ヒ酸コバルトのコバルトバイオレットなど、水銀、ヒ素、鉛などの元素毒性を示す化合物の顔料利用が多く、むしろ有害性の無い顔料のほうが少ないぐらいだ。それらの中でも際立って毒性が高いものがあった。シェーレ・グリーンと、パリ・グリーン(パリス・グリーン、エメラルド・グリーン)だ。これらは、鮮やかな緑色顔料に乏しかった1700年代に合成法が発明されたが、有害なヒ素(特に亜ヒ酸態として)を多く含むために、工業的に生産された顔料の中で最も有毒である。その毒性はラット半数致死量で 22 mg/kg(経口)という筋金入りの毒だ。「毒の緑」とも呼ば

    シェーレ・グリーンとパリ・グリーン - 結晶美術館
    Ayrtonism
    Ayrtonism 2018/02/06
    「今でも『緑青は猛毒だ』という誤認識をしばしば聞くことがあるが、どうやらここからきているものらしい」おお、朗報。
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