2つの薬を同時に使うことから「抗体カクテル療法」と呼ばれる新たに承認された新型コロナウイルスの治療薬について、千葉県は当面、対象を入院患者に限るとしている国に対し、自宅などで療養している患者への使用を優先するよう要望しました。 先月新たに承認された新型コロナウイルスの治療薬、「カシリビマブ」と「イムデビマブ」は、同時に点滴投与することで2種類の抗体が作用してウイルスの働きを抑える「抗体カクテル療法」という治療法で使われます。 供給量が限られていることから国は、軽症から中等症の患者のうち、高齢者や、基礎疾患などの重症化リスクがある人で当面、入院患者に限って使用することにしていますが、千葉県は、感染の急拡大によってリスクのある人も含め、軽症患者などは自宅やホテルで療養しているとして、こうした患者に投与できるよう外来患者への使用を優先すべきだとする要望書を厚生労働省に提出しました。 県は自宅など