先日、某外資系投資顧問会社で働いているT先輩がZazzleに来てくれて、久々にお話する機会があった。証券会社時代に10年来僕の顧客としてお付き合いいただいて大変お世話になった方であり、プライベートではアニキのように慕わせてもらっている人だ。慶応大学ラグビー部出身の超ナイスガイである。 Tさんは最近CIO(Chief Investment Officer)という運用部門の責任者になり、これまでのファンドマネージャーという自分のファンドの運用成績だけを追求するプレーヤーから、すべてのファンドの運用成績を組織的に向上させることを任されたマネージャーの仕事に昇進した。組織のリーダーの仕事に就いたのである。 もともとファンドマネージャというのは、自分の腕でファンドの運用成績を上げていく「一匹オオカミ」的なところがあり、Tさんもどちらかというと「一匹オオカミ」の部分が強い人だった。 その日二人の間で話