2人乗り小型オープンスポーツカーとしては生産台数世界一のマツダ「ロードスター」の生産開始20周年を祝う記念のミーティングが20日、開発の舞台となった三次市東酒屋町の同社三次自動車試験場であり、全国各地から集まった1645台が「古里」の一周4・3キロのテストコースを2〜3周ゆっくりとパレードした。 89年に発売された初代990台、97年発売の2代目390台、05年発売の3代目265台が参加。最も長い63万キロの走行距離の初代(93年登録)で参加した千葉県野田市の露木裕一さん(41)は、44万キロでエンジンを2代目のものに交換して乗り続けている。「自分にぴったりの車。70万キロまでは走りたい」 初代の開発の中心になった平井敏彦・元主査(73)は、開発コンセプトの「人馬一体」について「手綱を通して馬を操るように、自分の心の赴くままに車を運転できる楽しさ。IT技術を駆使してつくった工業製品