オランダから世界、そして“ホログラフィック原理”のヴァーチャル宇宙を経て、エピカが初の日本上陸を果たす。シンフォニック・メタルの妙(たえ)なる調べが空間を埋め尽くすことだろう。 ◆エピカ画像 2002年にサハラ・ダストとして結成され、翌年エピカと改名した彼らは、ギタリストのマーク・ヤンセンと女声ヴォーカリストのシモーネ・シモンズを軸にして、ヨーロッパで絶大な支持を得てきた壮大なシンフォニック・サウンドを聴かせてくれるバンドだ。最新作『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』はバンドにとって7作目のアルバムとなる。 “epica=叙事詩”というバンド名からも窺えるとおり、その音楽性は壮大かつ重厚なシンフォニック・メタルで、シモーネが歌い上げるオペラチック・ヴォーカルとマークのデス・ヴォイス、バンドによるヘヴィなロック・サウンドとフル・オーケストラがせめぎ合うサウンドから、崇高なる世界観が構築され