長年この日を待っていた多くのメタルファンの念願叶った<LOUD PARK 2016>。1998年の初来日時よりマイケル・ロメオの速弾き超絶テクニックとクラシカルなプレイスタイルは群を抜いていたが、シンフォニーXは、この18年の間にプログレッシブメタルとしてドリーム・シアターと双璧をなすほどに頭角を現してきた。しかしその反面、日本にはなかなか簡単に来ないバンドのひとつになってしまい、2年前の<LOUD PARK 2014>の出演もキャンセルに。 ◆シンフォニーX画像 今回も直前まで本当に来るのだろうかと心配したファンも多かったのではないだろうか。そんな彼らの登場ステージはひとつ前のバンドの出番から場内は埋め尽くされていた。歌も演奏も圧巻のステージ、フェスという限られた時間の中でも素晴らしい世界観を圧倒的に魅せる、新作『Underworld』をメインにラスト3曲は初期曲を畳み掛け、あっという間