有料会員限定記事 ブリュッセル=吉田美智子、トルコ中部クルシェヒル=春日芳晃、ローマ=山尾有紀恵 2015年4月16日10時43分 欧州連合(EU)の欧州議会は15日、100年前のオスマン帝国によるアルメニア人迫害を大虐殺(ジェノサイド)と非難し、トルコとアルメニアに和解を促す決議を採択した。トルコは反発しており、トルコのEU加盟交渉にも影響を及ぼす可能性がある。 決議は、アルメニア人約150万人が犠牲になったとされる事件を大虐殺だと非難し、哀悼の意を表明した。また、トルコには100年を機に大虐殺を認め、真の和解を進めるよう促している。同議会は1987年にも事件を大虐殺と認定する決議を採択しており、今回もそれを踏襲した。 トルコは2005年からEUへの加盟交渉を進めている。だが、エルドアン政権がメディア弾圧など強権色を強め、ウクライナ情勢でEUと対立するロシアと関係を深めていることから、E
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