静岡県の川勝平太知事が辞意を表明した理由として、リニア中央新幹線の開業延期を挙げ「リニアの問題は大きな区切りを迎えた。ここで仕事が一段落した」と発言したことについて、愛知県の大村秀章知事は8日、「2027年開業を断念させたことが自分の成果だと受け取られるような発言。極めて遺憾だ。腹が立っている」と批判した。
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静岡県の川勝平太知事が辞意を表明した理由として、リニア中央新幹線の開業延期を挙げ「リニアの問題は大きな区切りを迎えた。ここで仕事が一段落した」と発言したことについて、愛知県の大村秀章知事は8日、「2027年開業を断念させたことが自分の成果だと受け取られるような発言。極めて遺憾だ。腹が立っている」と批判した。
リニア中央新幹線の静岡工区着工を認めていない静岡県の川勝平太知事の辞意表明を受け、工事進展への期待感が広がっている。しかし大井川の流量減少や南アルプスの生態系への影響など、県が懸念する課題は残されたまま。そもそも工事は沿線各地で予定通りに進んでおらず、静岡だけのせいにするのはお門違いだ。知事が言うように「立ち止まって考えざるを得ない」のではないか。(岸本拓也、宮畑譲)
JR東海のリニア中央新幹線の建設計画が遅れ、2027年の東京―名古屋間の開業に黄信号がともっている。環境問題を理由に静岡県内での着工に川勝平太知事が反対しているためだ。約9キロの静岡工区がリニア建設計画全体に影響を及ぼしかねず、川勝氏の「真意」を巡って様々な臆測が飛び交う。「27年の開業目標は現実的ではない」。5日夕、愛知県公館。愛知県の大村秀章知事と向き合った川勝氏はこう主張した。大村氏は「
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