ウクライナは、ロシアによる軍事侵攻を受けた後、インターネット資源を管理する複数の公式団体に対して、ロシアをインターネットから切り離すよう要請した。しかし、Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)や関連組織は同国の要請を拒否した。その一方、インターネットの主要バックボーンプロバイダーのうちの2社、すなわちLumen TechnologiesとCogent Communicationsはロシアとのインターネット接続を遮断すると発表した。これら企業の行動は言葉よりも雄弁だ。とは言うものの、インターネットの分析を手がけるThousandEyesによると、ロシアにおけるバックボーンインターネットの接続状況はこれまでとほとんど変わっていないという。 つまり、ロシアはインターネットから切り離されているわけではない。 皮肉なことに