逆に純粋であるがゆえに、凶悪な思想に染まった共産主義者に洗脳され煽られやすかったのかもしれない。 そう言えば、どこかの国で反日暴動が発生、狂ったように物を壊す映像を見たのはついこの間だった。 日本車に乗った人をめった打ちにして同国人なのに意識不明の重態にしたあの狂気。クメール・ルージュによる惨劇跡を歩きながら、何だか相似形を見ているようで背筋が凍る思いがした。 さて、カンボジアではこのところ日本企業の進出が相次いでいるが、あの惨劇で何もかも失った人たちを救おうと努力してきた日本人や企業も多い。 例えば、欧米の有力メディアからミスター・テキスタイルと呼ばれている森本喜久男さん。カンボジアに世界の絹織物の源流を見つけ、途絶えてしまっていた産業を復興させ、世界最高品質の絹織物を作っている。 そればかりか、アンコールワット遺跡のすぐ近くに広大な土地を買い求め、ジャングルを人の手が入った森に変えて、