古代中国の思想家、孔子の教えをまとめた「論語」の現存最古とみられる紙の写本が見つかり、専門家は「原本の姿をうかがううえでも貴重な資料だ」と話しています。 論語は今から2500年ほど前の中国の思想家、孔子のことばや行動をまとめた書物で、「温故知新」や「四十にして惑はず」などのことばが記されています。 見つかったのは、論語の本文に注釈がつけられた「論語義疏」と呼ばれる書物の写本の一部で、慶應義塾図書館が3年前に古書店から購入し、7日から公開を始めました。 研究グループが調査を進めたところ、文字の形や紙の材質から6世紀ごろ中国で書かれたと考えられ、その後、日本にもたらされて、平安時代には藤原氏が所蔵していたとみられることなどが分かりました。 論語の写しは竹に書かれた「竹簡」が中国や北朝鮮で出土していますが、紙に書かれた写本としては現存する最古のものとみられるということです。 調査に当たった慶應義
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