沖縄県警に入った連絡によると、尖閣諸島の南小島に10日午前、同県石垣市の市議2人が上陸した。2人は既に島を離れたという。 尖閣諸島は石垣市の行政区域で、市議会は中国漁船衝突事件を受けて10月20日に、中山義隆市長と市議らで現地視察を行うとする決議を全会一致で可決。市長らは上陸を許可するよう、政府に求めていた。 10日午前8時50分ごろ、尖閣諸島の南小島に上陸したのは、石垣市議会の仲間 均議員と箕底(みのそこ)用一議員の2人で、9日に石垣島を漁船で出港し、9日夜のうちに尖閣諸島付近に停泊していた。 石垣市議会は2010年10月、固定資産税の評価や生態系の調査のため、上陸することを全会一致で議決し、これを認めるよう求めていた。 しかし、政府から1カ月以上明確な回答がないことから、上陸を強行したものとみられている。 箕底議員は「(上陸した?)はい、そうです。波が荒くてですね、上陸するのが