沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前で米軍に拘束され、刑事特別法違反容疑で県警に逮捕された2人について、那覇地検は23日、送検を受けた後、勾留請求しないことを決め、同日夜に釈放した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設計画への抗議活動に直接的な行動を見せなかった米軍が、身柄拘束に踏み切った事態に、反発や困惑が広がっている。 23日午後7時半過ぎ。沖縄平和運動センター(那覇市)の山城博治議長らが釈放されると、名護署前に集まった100人前後の反対派メンバーは「やったぞ」と声を張り上げた。山城議長は「嫌がらせのための逮捕だと思った」と話した。釈放について、捜査関係者は「事案が軽微な場合、勾留請求しないこともある」と話す。 普天間飛行場の移設予定地を抱えるシュワブのゲート前では昨夏以降、工事車両を止めようとする100人規模の抗議行動が続く。反対派と向き合うのは県警の機動隊で、米軍が表に出
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