中国は、自分たちの時代が到来しつつあるというメッセージを世界に送っている(写真は中国・北京の人民大会堂にはためく中国国旗)〔AFPBB News〕 無限の可能性を秘めたこの宇宙のどこかには、ジンバブエを何十年も(大抵はむちゃくちゃに)支配してきたロバート・ムガベ氏にノーベル平和賞が授与される惑星があるのかもしれない。だが、この地球では、ムガベ氏は中国版の「同等品」、つまり香港のとある団体が設けた「孔子平和賞」なるもので満足するしかない。 「アンチノーベル平和賞」とも言われるこの賞の選考委員会は、91歳のムガベ氏の建国の取り組みと汎アフリカ主義への貢献を称えて授賞を決めた。 同賞は5年前、中国の民主化推進を支持する反体制派で現在獄中にある劉暁波(リウ・シャオボー)氏にノーベル平和賞が授与された際、これに対抗する形で急遽設けられたものだ。 過去にはロシアのウラジーミル・プーチン大統領やキューバ
【北京=矢板明夫】ノーベル平和賞の受賞者にパキスタン人のマララ・ユスフザイさんらが選ばれたが、同賞に対抗するため中国で設立された「孔子平和賞」の今年の受賞者選びも佳境に入っている。 同賞実行委員会の関係者によると、今年の受賞候補は16の人物や団体に絞られ、日本の鳩山由紀夫元首相や韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領、ロシアに亡命中の米中央情報局元職員のスノーデン容疑者やシリアのアサド大統領らが候補になっている。 中国の大学教授ら33人で構成する選考委員会の最終審査を経て、受賞者が決定し、ノーベル平和賞授賞式前日の12月9日、北京で授賞式を行う予定だ。 先の関係者によると、鳩山氏は「日中関係やアジアの平和に対する貢献」などを理由に、国内外から多くの推薦を受けており、「有力候補の一人だ」という。 同賞は2010年末、中国の民主化活動家、劉暁波氏のノーベル平和賞受賞決定を受けて、急遽(きゅうきょ)設
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