先行記事【一般政府歳出の国際比較】でOECD(経済協力開発機構)の公開データベース【OECD.Stat】の公開値を基に、日本が対GDP比において一般政府(中央政府だけでなく地方政府や公的な社会保障基金を合わせた公的機関の総体)の歳出が小さく、いわゆる「小さな政府」状態であることについて触れた。今回は歳入面も併せ、その実情を確認していくことにする。 今回確認するのはOECD加盟国の一般政府における歳入と歳出の対GDP比を併せて散布図の形で示し、その位置づけとして日本がどのような場所にあるかというもの。歳出は先行記事「般政府歳出の国際比較」で取得した通り、歳入はGovernments accounts(政府会計)の中のTotal receipts general government, as a percentage(一般政府の総収入、対GDP比)から取得する。なおこの歳入には租税以外に社会保
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