【ダカールAFP時事】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は5日、アフリカ西部マリで3月末に推計約300人の民間人がマリ軍や外国人戦闘員に殺害されたとする報告書を発表した。 外国人戦闘員をロシア人と特定する複数の証言があるという。HRWは「マリにおける過去10年で最悪の残虐行為」と指摘し、戦争犯罪の可能性に言及している。 目撃者や外交官らからの聞き取りに基づく報告書によると、中部の町ムラに3月27日、マリ軍兵士と白人の外国人戦闘員がヘリコプターで到着。約30人のイスラム過激派と交戦した後、数日にわたって人々を拘束し処刑したという。