階段転落し左半身まひ 児童、相馬市を提訴 ◎2億1000万円賠償求める 福島県相馬市桜丘小で2013年、階段から転落し左半身まひなどの後遺障害を負った児童と両親が22日までに、学校側の対策が不十分だったとして、相馬市に計約2億1000万円の賠償を求める訴えを福島地裁に起こした。 訴えによると、13年10月25日午後1時20分ごろ、当時小学3年の男子児童(10)が友人に続いて階段の手すりを腹ばいになって滑り、途中で転落。頭を強く打ち一時、意識不明状態となり、約10カ月の入院治療後も左半身まひなどの障害が残った。現在はリハビリを続け通学している。 原告代理人は「同校は過去に同じような事故が起きていたのに対策を怠った。後遺障害で将来の可能性の一部を失われた精神的苦痛は、本人や両親にとり甚大だ」などと主張。将来にわたる介護費や逸失利益、慰謝料などの支払いを求めた。 学校によると、事故後の調