警視庁捜査1課が開発したデートレイプドラッグの摂取の有無を調べる簡易検査キット。被害者の尿から数分で鑑定できる=東京都千代田区の警視庁本部で2023年4月21日午後2時32分、木原真希撮影 睡眠作用のある「デートレイプドラッグ」と呼ばれる薬物を使った性犯罪の捜査を迅速化するため、警視庁捜査1課が、薬物摂取の有無を短時間で鑑定できる全国初の簡易検査キットを開発した。これまで最長1カ月程度かかっていた鑑定を数分に短縮でき、摂取した薬物の種類も特定できる。同課は「早期に事件性の有無を見極め、一件でも多く検挙してデートレイプをなくしていきたい」としている。 ドラッグによるデートレイプは、知人やネット交流サービス(SNS)で知り合った人から睡眠薬や精神安定剤などの薬剤を混ぜた酒を飲まされるなどして抵抗できない状態にされ、性的暴行やわいせつ行為を受ける被害を指す。
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