近藤勇が所持していた可能性が指摘されている刀 幕末期に活躍した新選組の局長、近藤勇が所持していたとされる愛刀「虎徹(こてつ)」がネットオークションに出品され、研究者の間で話題になっている。専門家の見立てで刀は「偽物」。ところが鞘に書かれていた文字から、これが「近藤勇の刀」であった可能性が高いという。 オークションに出品されたのは、江戸時代の刀工「長曽祢虎徹興正」(二代目虎徹)の銘が入った刀と木製の鞘。昨年7月に出品され、約95万円で落札された。鞘には近藤の刀を持っていたと伝わる明治の政治家、金子堅太郎伯爵の筆とみられる文字で、近藤が神奈川宿の中村家に渡したものを当主の源兵衛から手に入れたと書かれている。